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スカーレット・ヨハンソンの映画 ゴースト・イン・ザ・シェルの感想と評価。

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原作は原作、アニメはアニメ、実写は実写だ。原作に忠実じゃないだとか、原作とは別物だとか、賛否両論ありますが、僕は好きです。

脳以外を義体化(サイボーグ)した主人公に、ネットハッカーネタを添えた1990年代のSFアニメ『攻殻機動隊』の実写映画版である「ゴースト イン ザ シェル」という映画を4DXで観てきました。

ということで今回は、スカーレット・ヨハンソンの映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の感想&評価レビューをさせてもらいます。また、多少のネタバレも含まれていますのでご注意を。

結論から言っておくと、僕はこの映画好きです。スカヨハのエロさもあって好きです。


映画 ゴースト・イン・ザ・シェル

あらすじ/ストーリー

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達すると共に、人々が自らの身体を義体化(=サイボーグ化)することを選ぶようになった近未来。脳以外は全て義体化された少佐率いるエリート捜査組織「公安9課」は、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まるべく、日夜任務を遂行していた。そんな中、ハンカ・ロボティックス社の推し進めるサイバー技術の破壊をもくろんだテロ組織による事件を解決すべく、少佐は同僚のバトーらと共に捜査にあたるが、事件を調べていくにつれ、自分の記憶が何者かによって操作されていたことに気付く。やがて、真の自分の記憶を取り戻していく少佐は、自身の驚くべき過去と向き合うことになる。

引用元:Amazon

映画作品の概要

ゴースト・イン・ザ・シェル 感想&評価

スカーヨハンの義体用シリコンがエロい

どの映画に出演しているスカヨハよりも、この映画のスカヨハは美しい。なんたって、映画の中でよく着用している白いシルエット型の義体用シリコンのボディスーツが、スカヨハのボディラインを惜しげもなく象った作りになっています。

これが……目を奪うようなイヤラシさ……あっ!いやいや!そういう意味では……あります!そのボディスーツでスカヨハが登場する度に、こっちはドッキドキです。

あっちばっかり目がいっちゃって…。エロさもそうですが、もちろんスカヨハの演技や雰囲気は本当に美しかったです。それだけでも観る価値ありでしょう。

スカヨハにアジア人役ができた理由を勝手に解釈してみた

スカヨハの役は、主人公の草薙素子(くさなぎ・もとこ)というアジア人(ほぼ日本人)役。スカヨハと言えば”金髪”がトレンドヘアですが、今回は黒髪。

スカヨハはこの映画の中で日本人役を演じていますが、黒髪以外はどう考えたって、どう見たって、アジア人(日本人)には見えないです。

でも、アジア人(日本人)役とはいっても、それは”脳みそ”がってことです。

脳みそはアジア人(日本人)ですが、義体化されたシリコンボディは無人種ということで捉えておけば問題ないんじゃないでしょうか。

脳みそが日本人だからと言って、義体化した外見も日本人にするという事はないでしょうからね。

そもそも、アニメの主人公も日本人か?と言えば、そうは見えません。

ほら!ね!見えないでしょ。

と、それは置いとくとして、スカヨハの演技の部分ですが、表情や動作については、逸品ですね。

義体化という奥が深い演技

表情は、義体化されたものですので、終始”無表情”だったんですけど、唯一感情が表れたシーンが2つほどありました。

それは感情が動いた、つまりゴーストが動いたという描写を映し出していたんだと思います。

脳みそに心はあれど、嬉しい、楽しい、悔しい、辛い、と言った喜怒哀楽の感情を、義体化であるサイボーグが緻密に表現するのは難しいといった解釈なんでしょう。

アニメもそうですが、あくまでも実写であるがゆえに、アニメ以上にサイボーグ感を出さないと、人間とサイボーグの区別の部分がゆるくなってしまいますので、観ているこっち側には、あえて”サイボーグ感”を出した演技だったんだと思います。

あるシーンでは、”人間か?サイボーグか?”というところで、人間とサイボーグが向き合うシーンもありました。

義体化としての徹底した動作

映画の中でも特に義体化=サイボーグという表現では「スカヨハの歩き方」が本当に徹底されていました。

いわゆるサイボーグであることを、観客側に感じてもらうというところだったんでしょうか。

アクションシーンは人間離れした動作なので、キビキビしてましたが、普段の日常生活動作は、つまり”アクションシーン以外”は、一定したサイボーグ感が顕著に表現された動作でした。

人間ではなく、肩をついて歩くような、カタカタのサイボーグっぽい歩き方です。

ビジュアルなどのVFXがすごい

ゴースト イン ザ シェル」の舞台は、日本や中国を彷彿させる、猥雑な雰囲気が漂う近未来。

その街並みなどのビルの情景、道路の近未来感、空の色、この映画のビジュアルすべてのVFXのレベルがめちゃくちゃ高いんです!それは映画じゃなくて、現実に存在している世界に見えてしまうほどです。

どれが本物でどれがVFXやCGなのかの区別が全く分かりません。

俗に言うB級映画とは予算も違うんでしょうけど、これらのVFXの技術進化は本当に凄まじいですね。

そのビジュアルを観るだけでも、価値ある作品ではないでしょか。

アクションよりも心理的変化を観るべき

中盤のアクションシーンは、ググッと引き込まれました。

しかし、一貫してアクションが中心という訳でもないようでした。

冒頭、中盤、そして終盤の見せ場で、それぞれアクションシーンがありました。

アクションの真髄なんてものは人それぞれですが、それらすべてに光るスカヨハのボディスーツ……いやいや、スカヨハのアクションがどれも美しい。

ビートたけしのアクションシーンは、迫真の銃撃戦で良かったです。

とは言え、ラストのアクションシーンで登場した足のついたドデカイ重戦車。

なんかもっとハイテクなロボットならまだしも、少し中途半端なビジュアルデザインなような気がしました。けど、映画のラスボスとしての”怖さ”は十分にありました。

ただ、この映画はアクションがメインではなく、あくまでも義体化(サイボーグ)された主人公の心理的変化に感情移入する方が、見ごたえがあります。

つまり、アクション映画という視点で観てしまうと、少し評価が下がるところではあります。

感想&評価まとめ

僕はアニメは少しだけ観てましたけど、そこまでドハマリしていたこともなく、ストーリーなんかはあまり覚えていません。それでも、上映時間2時間という間に、一通りのストーリー把握はできましたし、アニメを観ていなくても、十分理解できる内容でした。

生粋の「ゴースト イン ザ シェル」ファンの方々にとっては、色々と意見もあるでしょうけど、初見者からすれば問題なく観賞できました。

簡単に言うと、スター・ウォーズシリーズを、1からではなく、4から観たって感じで、映像やストーリー展開も良く、終始楽しく観賞できたってことです。

細かいストーリー、義体化の概念や世界観などは、映画を見終わった後にでもネットでググって調べて、「あぁ!こういうことだったんだ!」ってな感じで、全く問題ないでしょう。

初見者からすれば、最高なアクション映画ではなく、最高なSF映画でした。

観て損するわけない!実に素晴らしい映画でした!

最後に

現実逃避のあっという間の2時間でした。

冒頭でお伝えしましたが、僕は「ゴースト イン ザ シェル」を映画館で4DXで観賞しました。その4DX映画体験についてはこちらの記事『 4DX映画ってどうなの?初体験で地獄を観た。』で体験談を書いていますので合わせてチェックして下さい。

ということで今回は、スカーレット・ヨハンソンの映画「ゴースト イン ザ シェル」の感想&評価レビューをさせてもらいました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。では、またお会いしましょう。

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