iPhone 8 / 8Plusと処理能力を数字で考察してみました。
iPhone X/iPhone8/8Plusに搭載されているCPUであるA11 Bionicについては、以下の記事でも詳しく書いていますが、それぞれの端末のRAMも明らかになり、Geekbench Browserというサイトで、それぞれのシングルコアやマルチコア、Metalのベンチマークスコアが公開されています。
【関連記事】 iPhone XのCPUである「A11 Bionic」のずば抜けた性能はMacを超える。
そこで明らかになったiPhone Xの期待外れ感も交え、iPhone X/iPhone8/8PlusのCPUである「A11 Bionic」のベンチマークスコアを旧型モデルであるiPhone7のベンチマークスコアと共に比較しながら、その処理能力や性能について、ご紹介致します。
この記事の目次
iPhone(アイフォン)X/8/8PlusのCPUプロセッサ「A11」のスペックやコア数について
iPhoneXやiPhone8のコア数は6コア
A11チップのCPUは、2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成され、高性能コアはA10の最大1.3倍の速さで動作し、高効率コアはA10の1.7倍、独自設計によるGPUはA10の最大1.3倍の速さで動作するとしている。
引用元:ウィキペディア
では、「A11」のプロセッサについて、iPhone7などとベンチマークを比較してみましょう。
iPhoneX/8/8Plus/7のプロセッサ(CPU)のスペックのベンチマークスコアを比較
iPhoneX | iPhone8 Plus | iPhone8 | iPhone7 | |
CPU |
A11 Bionicチップ 4コア+2コア |
A11 Bionicチップ 4コア+2コア |
A11 Bionicチップ 4コア+2コア |
A10チップ 2コア+2コア |
メモリ | 3GB | 3GB | 2GB | 2GB |
シングルコア | 4192 | 4215 | 4212 | 3445 |
マルチコア | 10020 | 10132 | 10054 | 5756 |
Metal | 15247 | 15478 | 15263 | 12459 |
Source|Geekbench Browser
iPhone8のメモリ(RAM)は2GB
メモリについては、iPhone X/8/8Plusともに、3GBのRAMが搭載されています。
メモリについては、iPhone XとiPhone 8Plusが3GBで、iPhone 8は2GBとなっています。
(2018.4.12追加修正/コメント下さったitaさんよりご指摘があり、追加修正しました。ありがとうございます。)
これは、背面のデュアルカメラで撮影した画像データを処理する必要なメモリの数となっているようです。
昔のiPhoneは、512MBとか普通でしたが、今のスマートフォンは、PCのメモリに追いついた数字になっています。
iPhone8/8 Plusのシングルコアはそれほど差はない
- 4215|iPhone8Plus
- 4212|iPhone8
- 4192|iPhone X
- 3445|iPhone7
iPhone X/8/8PlusとiPhone7を比較してしまうと、iPhone7の性能の低さがやはり目立つ結果となっています。
しかし、iPhone X/8/8Plusについてはそれほど差はないようです。
シングルコアとは、簡単に言えば1つの仕事を1人でこなすことを言いますので、ここでの結果としては、iPhone8Plusが仕事の早さはトップということですね。
iPhone8よりもiPhone8 Plusの方がマルチコアの性能は高い
外見的には1つのプロセッサでありながら論理的には複数のプロセッサとして認識されるため、同じコア数のマルチプロセッサと比較して実装面積としては省スペースであり、プロセッサコア間の通信を高速化することも可能である。Source|Wikipedia
- 10132|iPhone8Plus
- 10054|iPhone8
- 10020|iPhone X
- 5756|iPhone7
こちらもiPhone X/8/8PlusとiPhone7を比較してしまうと、iPhone7の性能の低さがやはり目立つ結果となっています。
さらに、シングルコアと同様に、iPhone X/8/8Plusについてはそれほどの差はありません。
ここでもiPhone8Plusがハイスコアを叩き出しています。
iPhone8 Plusが辛うじてトップだがMetalの性能についてはそれほど差はない
Metal(メタル)はアップルのオペレーティングシステム上でサポートされる、オーバーヘッドの小さいローレベル (low level) なコンピュータグラフィックスAPIである。Source|Wikipedia
- 15478|iPhone8Plus
- 15263|iPhone8
- 15247|iPhone X
- 12459|iPhone7
ここでもiPhone8Plusがハイスコアですね。
まとめ
iPhone8 Plusの「A11」CPUのプロセッサが三冠王!
iPhone XやiPhone 8/8 Plusに搭載されたCPUであるA11 Bionicの大幅な性能アップがいかほどなのか?というところでもあり、中でもiPhone Xの処理能力が高いと誰もが予想していたところ、蓋をあけてみればiPhone8Plusの圧勝にとどまらず、2017年発売の3モデルの中で、iPhone Xが最も処理性能が低いという結果となったことは、非常に戸惑うところです。
また、A11 Bionicプロセッサの駆動周波数は最大で2.32GHz(2.4GHz)となっていますが、これらは3機種すべて同じ仕様となっています。
それにも関わらず…iPhone Xが惨敗。
iPhone8/8Plusよりも、プレミアム感が半端ない機種だったこともあり、それだけ中身の期待度も高かっただけに、残念な結果です。
iPhone Xが、他の2機種よりも高額な理由は、やはり有機ELディスプレイであるからなのでしょうか。
しかもその有機ELディスプレイの解像度が高すぎる影響で、A11 Bionicの処理性能を下げてしまっているという見方もあります。
とは言え、このベンチマークスコアの数字の差は、体感では全く感じる事はない性能差だということは明らかですので、そこまで肩を落とす結果ではない!という前向きな結論で落ち着くとしましょう。
PCなどでは、「デュアルコア(コアが2つ)」「クアッドコア(コアが4つ)」「ヘキサコア(コアが6つ)」「オクタコア(コアが8つ)」とどんどんCPUプロセッサは上がってきてますので、スマートフォンの未来もそれと同じ方向を向きながら進化を続けていくことになると思います。
いかがだったでしょうか?
とにかく、iPhone7のA10よりも、A11 Bionicは明らかに処理性能は上がっていることが分かっていただけかと思いますし、iPhone Xはプレミアムモデルである一方で、iPhone8/8Plusとの性能差はほとんどないということもわかったかと思います。
もちろん、FaceIDやカメラ等のスペック面では若干の機能性はアップしているところではあります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。では、またお会いしましょう。
Source|Wikipedia
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iPhone 8はメモリ2GBじゃないですか?今のところiPhoneシリーズは7以降のPlusとXだけが3GBかと。XはApple史上最小で3GB積んでる凄い端末です
ご指摘ありがとうございました。勘違いしておりました、すみませんでした。