皆さん、AirPodsの音質って気になりますよね?
初めての方も、”俺的デザインログ”を定期的に読んで頂いている方も、いつもありがとうございます。どもども、デザインブロガーPEITAです。
2016年12月に発売されたAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods(エアーポッズ)」。
僕も実際に購入をして数ヶ月使っていますが、ものすごく便利で本当に素晴らしい製品です。以下にAirPods関連の記事を書いていますので、気になる記事をチェックしてみて下さい。
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というこで今回は、とても便利なAirPodsの、「音楽を聴く」=音質に関する重低音や音割れ、それに遮音性についてと、「通話/電話する」=通話品質や音質、さらには雑音(ノイズ)、周囲の音がはどうなのか?というところについて、実際に僕が使用してみてのレビューになります。
この記事の目次
AirPodsレビューの前に知っておいてほしいこと
AirPodsはライフハック製品
AirPodsの音質に関するレビューをする前に、先んじて理解しておかなければならないことがあります。それは、AirPodsは”オーディオ専用”のワイヤレスイヤホンではないということです。
こちらの記事『AirPodsがもうすぐ発売。その価格や音質は?買いなの?』にも書いていますが、AirPodsは”先進的なハイテクノロジーが詰め込まれたワイヤレスイヤホン”という捉え方を前提にして、音質だけではなく、僕らの生活の質を上げてくれるライフハック製品でもあるということを念頭において”音質の評価”をしなければなりません。
要は、AirPodsに「オーディオの音質」だけを求めてはいけないということです。
あなたが「オーディオの音質」だけにこだわったワイヤレスイヤホンを選ぶのであれば、AirPodsの音質の評価の云々の前に、その他のオーディオ専用の音質に特化した別の製品を選ぶことが賢明でしょう。
AirPodsは その音質だけで評価することはできない
こちらの記事『AirPodsとBeats Xを買うならどっちがおすすめ?16項目を徹底比較!音質や再生時間,チップやスペックなど』にも書いていますが、AppleのBeats Xという選択肢がよりオーディオのイヤホンとしては秀でる面も多いと思います。
兎にも角にも「AirPodsの音質が悪いから使えない」ということではないということです。
だからと言って、「AirPodsの音質が悪いから」って言ってるわけでもありませんし、音質レビューのハードルを下げているわけでもありません。
AirPodsの音質レビュー
音質レビュー環境について
- AppleMusic ストリーミング・ダウンロードの再生時
AirPodsでの音楽の再生音源の環境としては、ハイレゾ音源などではなく、Appleが提供しているAppleMusicのサブスクリプションでのダウンロード|ストリーミングの再生音源の環境(MP4)にての評価になります。
僕は昔、プロのミュージシャンを目指していた時期もありましたので、音楽(曲)を聴くと、ビートやドラムス、ギターやベースライン、それにシンセサイザー、ボーカル、コーラスなどのそれぞれの音やコードは、それなりに聴き分けられます。
自慢とかではなく、このくだらない素人ブログにおける信憑性が、少しでも読んでいるあなたに伝わればと思っての自己アピールです。
高音や重低音について
高音についてはそこそこ
ワイヤレスになったからと言っても、先代の”EarPods”と比較しても特に遜色なく、同等のレベルだと感じます。しかし、高音域から中音域までは、ある程度はクリアではありますが、「本当に本当に嘘偽りなしにクリアか?」と言われれば、それはもちろん少しはこもっている印象です。
ただ、ワイヤレスということを踏まえれば、かなりの音質を実現していると思います。
重低音については悪い
重低音についてはあまり良いとは言えません。先代の”EarPods”の方も割と重低音については良くありませんでしたが、このAirPodsはもっと悪いような印象です。
ピクリともしない、微動だにもしない、心臓や体中には到底響かない重低音の無さでごす。しかしながら、AirPods以外にも本当に粗悪なワイヤレスイヤホンはいくらでもありますので、全体的なことを踏まえれば、このAirPodsの重低音は悪いけれど、そこそこ”良い音”ではあります。
AirPodsの音の傾向・性能は?
音質評価としてはフラット
音の傾向としては、ドンシャリ(低音と高音を強調)、かまぼこ(中音を強調)、フラット(低音〜高音まで均一)という表現でいうなら、まさにAirPodsは”フラット”な音の傾向です。ただ、先ほどお伝えした通り、重低音についてはあまり良くないので、重低音が心地いい音楽(ダンスミュージックやエレクトロニクス系)には、あまり向いていないと言えます。
遮音性・周囲の音について
遮音性については、無視して下さい。百歩譲っても、一億歩譲っても、その件に関してはみんなで集団無視をしましょう。
「AirPodsの遮音性については、一切の関与を避ける」ように、徹底をお願いします。
AirPodsを耳に装着して音楽聴いていても、通話していても、ガンガン周りの環境音やくだらない学生のイチャイチャ効果音、家族が見ているくだらないメロドラマのテレビの音、嫁さんのため息など、もれなく聞こえます。
ちょっと言い過ぎていますが、周囲の音は聞こえます。
つまり、遮音性については期待しない方が懸命です。
AirPodsでなんちゃってDJプレイ
AirPodsを左右装着した状態で、なんとなんと!なんちゃってDJプレイができるんです。
そのなんちゃってDJプレイとは、手動で「アイソレーター」機能!
アイソレーター機能とは、高音/中音/低音だけをそれぞれカットする機能なんですが、AirPodsで言うなんちゃってDJプレイの場合は、”低音のみしか”カットできないアイソレーター機能です。
そのアイソレーター機能が、いとも簡単に手軽に遊べちゃいます。
ヒップホップやブレイクビーツやテクノなど、いわゆるエレクトロニックな音楽は、よくアイソレーターを使った演出がみられます。
簡単に言うと、”低音がないシャカシャカ音”で遊ぶということです。
先ほどからお伝えしている通り、そもそもAirPodsは重低音は悪いんですが、なんちゃってDJプレイの「アイソレーター機能」で重低音をほぼゼロにできるという遊び。
AirPodsで音楽を聴きながら、下記の写真のように耳に装着したAirPodsの低音を鳴らすスピーカー部分を、指で塞ぐと、アイソレーター機能のように”低音がカット”されます。
自分のタイミングで、その低音が鳴るスピーカー部分を指で塞いだり〜指を離したり〜すると、なかなか楽しいです。
くだらない小ネタでした…。
AirPods 電話/通話レビュー
会話/通話中にノイズはある
電話や通話することの動作(アクション)に関しては、ワイヤレスの恩恵や、ハイテク技術が注ぎ込まれた最高のW1チップを搭載してますので、電話をかける動作が快適で本当にすばらしいんです。
しかし、電話/通話相手と話しながら、ふと……ノイズが気になることが多々あります。相手の声も途切れてしまうことがあるので、安定した通話は期待できません。これは、ワイヤレス(Bluetooth接続)であることにより、電話や通話している環境によって生じていると考えられますので、”その場で通話する”、”動きながら通話する”という2つの状況を考えた場合は、どうしても後者の場合はノイズや音が途切れる場合があると思います。
実際に何度も電話/通話中に、突如となくAirPodsから相手の声が聞こえなくなることがありました。
会話/通話中の音割れはない
通話中に音量を調整することはありましたが、相手の声が音割れすることはありませんでした。再規程もお伝えしていますが、多少のノイズが発生したとしても、相手の声が音割れするほど大音量になることはありませんでした。
相手の声が聞こえない・会話が途切れた時
相手の声が聞こえないと言っても、電話や通話が切れているわけではなく、AirPodsから声が聞こえなくなっただけで、iPhoneに持ち替えて通話を再開すれば問題ありません。また、AirPodsで通話を再開したい場合は、iPhone側の”スピーカー”の切り替えをタップして”AirPods”を選択し直すと回復します。
上記の写真の部分が、電話/通話中にスピーカーを切り替えるボタンになります。
会話が途切れる症状が頻繁に出る時は、さすがに通話相手も電波の状況が悪いのかな?と勘違いして、1度電話を切り、かけ直してくることもありました。
そういう状況について「実はAirPodsの接続の調子が良くなくて、電話の電波状態が悪いわけじゃないんだよね。」って説明すると、「えっ?AirPodsって何?」という返答に対しての回答をするという無駄な労力を割かなければならないと思うので、そんな状況になった場合は「電波悪いね」っていう可愛い嘘を言うだけにしてます。
だからと言って、それが頻繁にあるから「AirPods最悪!使えねー!」と困っているわけではありません。強いて言うなら、10回に2〜3回くらいは起こっている症状のような印象です。
AirPodsのマイクは?
相手と通話している時に、「声が聞き取れない」「聞こえにくい」と言われたことはありませんし、実際に相手に「今、ワイヤレスイヤホンで話してるんだけど、ちゃんと聞こえてる?」という質問を数人に行った結果、僕の方のサンプルではありますが、ほぼ100%「聞こえている」という答えでした。
AirPodsでの通話は実用レベル
音質レビューの時にお伝えした遮音性が悪いとか、通話レビューでお伝えした会話が途切れてしまうとか、多少の問題はあるにせよ、その影響で通話が全くできないわけではありません。
遮音性が悪い場合は、静かな環境を選んで通話をする必要がありますし、会話が途切れる場合は動かずに止まって通話をするなど、通常電話をする時と同じ状況を作る心がけは必要です。
要は、AirPodsでの通話は実用レベルと言えます。
不具合などについては、今後のソフトウエアアップデートで対処してくれると思いますので、変に気にしすぎずに使っています。
着信の応答もタップだけ
”着信の応答もAirPodsをダブルタップするだけ”で通話を開始することができるんで、電話という動作が効率的です。そして、すべての通話はAirPodsをダブルタップして完結です。
両手が自由なままで、通話ができるので、僕はAirPodsを耳に装着している時は、すべてAirPodsで通話しています。
このAirPodsのおかげで、iPhoneを手にとって、通話アイコン(緑のボタン)タップ、iPhoneを耳に近づけるという当たり前にやっていた動作がなくなり、非常に簡易的な動作で通話や電話ができてしまうことは、最高のライフハックです。
AirPodsで着信を確認するには?
AirPodsを装着している状態で電話がかかってきた場合、”誰からの着信”なのか?を確認する時、もちろんiPhoneやApple Watchで確認することもできます。でも、そんなことはしなくてもいいんです。
Siriさんが「◯◯さんから電話です」とAirPodsを通してアナウンスしてくれます。
AirPodsで通話するということが常識的な形になれば、AirPodsを耳に装着していない場合、iPhoneを手に取るのではなく、AirPodsを取り出して耳に装着して通話するということが、”電話の概念”に取って代わる時代が遅かれ早かれ来るでしょう。
というか、電話機能が耳の近く(皮膚内部)に埋め込まれるというシステムが想像されているこの時代ですから、携帯やスマホはもちろん、AirPodsやイヤホンなどで電話が完結してしまう時代なんて、ただの通過点にしかすぎないことなのかもしれません。
AirPodsの音質の総評
通常使用なら音楽試聴も電話も及第点
価格と音質について考えた場合のオーディオ専用のワイヤレスイヤホンとして、コスパ悪いです。オーディオイヤホンとしての音質で、16800円は詐欺です。
しかし、価格を考えずに、その音質だけに焦点を絞ると、オーディオ専用のヘッドフォンやモニターアンプなどと比較した場合は、なにわともあれ及第点ではないでしょうか。
曲の再生開始や、次の曲がかかるまでのほんのコンマ何秒の無音の世界で、「ス~」っというノイズ音がしますが、これはワイヤレスイヤホン特有にあるものなので許容範囲でしょう。
僕のAirPodsの使用状況からすると、”音楽をじっくり聴く”ということだけにAirPodsを使用することはありません。
AirPodsの音質以外で、AirPodsの様々な先進的なテクノロジーを使用する場合が多いので、音質を求める部分についての使用状況と言えば、ランニングや運動、仕事の作業に集中したい時、いわゆるBGM程度の使用環境です。
AirPodsの価格は、音質だけではなく、そこに先進的なハイテクノロジーが備わっての価格だということを、もう一度伝えておきます。
つまり音質は及第点。
そして、ライフハック的に考えれば最高のワイヤレスイヤホンだと言えます。
音質にこだわったおすすめめヘッドホン
さんざんAirPodsの音質を軽々しくもディスってはいますが、この”音質”にこだわるのであれば、以下の3つの製品を僕はおすすめします。
価格もお手頃でコスパが非常に高い印象です。
Beats by Dr.Dre Solo2
Skullcandy スカルキャンディー
SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン
この3つともド定番ではありますが、オススメします。特に「SONY MDR-CD900ST」はいいです。
というこで今回は、とても便利なAirPodsの、「音楽を聴く」=音質に関する重低音や音割れ、それに遮音性についてと、「通話/電話する」=通話品質や音質、さらには雑音(ノイズ)、周囲の音がはどうなのか?というところについて、実際に僕が使用してみてのレビューをさえて頂きました。
あなたのAirPodsの購入の参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。また、お会いしましょう。
あなたがもしAirPodsの購入を本気で考えているなら、少しでも安く買いたいですよね?
以下の記事で、AirPodsを少しでも安く買う方法をご紹介していますので、合わせてお読み下さい。
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