新しい出会いがあった時、僕は一期一会を大切にするために、あることを意識しています。
この記事では、職場やプライベートで、新しい出会い=初対面の相手と仲良くなるコツとして、とても効率的に「一期一会を大切する方法」を僕の経験を踏まえてお届けします。
結論から言っておくと、「相手から好評価されようとせず ありのままでいる」ことです。
初対面だからこそありのままを
第一印象が大事だからこそ隠さない
大多数の人間は、初対面の方に対して「メラビアンの法則」を当たり前のように意識することが多いと思います。
メラビアンの法則とは?
メラビアンの法則とは、1971年にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した概念で、話し手が聞き手に与える影響を、研究と実験に基づいて数値化したものです。別名「3Vの法則」や「7・38・55ルール」と呼ばれる事もあります。引用元:メラビアンの法則とは?
それは日本人特有の「初めが肝心」という礼儀を重んじて、相手からの評価や好感度を第一印象で良くしておくことでその後の良好な人間関係を構築しようとする、心理学では初頭効果と呼ばれるものです。
僕はその「メラビアンの法則」について隅から隅まで人間の心理について調べたわけでもありませんが、なんだかその法則が好きになれません。
それは、最初は悪態をつくんだ!ということではもちろんありませんが、第一印象を良くしたいからといって、「自分の姿を偽ること」をすることは、せっかくの「一期一会」が無駄になってしまうと思うんです。
就職活動の面接と似てる
例えば、春先ではよく学生が就職活動をする姿を目にすることが多くありますが、なぜ学生が就職活動をしているのがわかるのか?ということを言語化すると「着こなせていないスーツを着ている若者」を目にした時だと思います。
「面接=スーツ」は社会的な常識です。しかしそれはそもそも意味のないことだと思うんです。
10人の学生が面接に来て、もちろん履歴書や雰囲気などはあるにせよ、全員が黒のスーツです。つまり、その10人の学生らの外見から個性を見ることができません。逆に、スーツじゃないと非常識なやつだと思われてしまいます。
面接は10回繰り返されるわけではありません。たった1〜2回です。そのたった1〜2回で相手の本質を見抜けますか?
全員黒のスーツなのに。
礼儀の前に、「目の前にいる学生が、就職してどのような効果や影響を会社にもたらすのか」ということを考えれば、普段のそのままを最初に見るべきではないでしょうか。
つまり、面接もそうだし、初対面の時であっても「メラビアンの法則」は本末転倒であると思うんです。
いやいや、だからこそ最初にきちっとしている必要がある!と言われてしまいそうですが、「就職」にはルールがあります。つまりそれは、指導や教育を受けて「面接の時はスーツ」という100人100通りではなく、100人1通りのことです。
そうすれば受かる!という自分ではなく、誰かから教えてもらった作法です。
それで本当に相手の本質を見抜いた良い人材の確保につながるのでしょうか。
Googleのドレスコードが本質だ
「裸じゃなければ何でもいい」です。
そして、就職面接であっても、無精髭やTシャツやジーンズで受けてもOKです。もちろんスーツでもOKです。
その理由は単純です。
「しっかりととスーツで面接を受けている」というマナーや礼儀を評価するのではなく、しっかりと「相手の本質を見る=相手が何ができるのか?」を見ています。
だからこそ、初対面の時に外見(ファッションなど)は個性を見るためには絶対に必要だと思うんです。
それはすなわち、第一印象が大事だからこそ「相手から好評価されようとせず ありのままでいる」ことが大事だという僕の考えとマッチングしています。
少しだけ話しがそれたので、話を戻します。
初対面で相手と仲良くなるコツ
相手に良く思われようとすることをやめる
大多数の人は、以下のような対応をして、相手から好かれようとするものです。
- 気前良くしたり
- 気配りをしたり
- 相手の話に合わせたり
つまり、相手のペースでコミュニケーションを図ろうとすることが多いと思います。
でも、僕は違います。
相手のペースに合わせる時間は、人によって”我慢”や”ストレス”になることが多くあります。そして、初対面である相手もこっちを手探りしながら機嫌を伺い、コミュニケーションを図ります。
それって、無駄じゃないですか?
僕は、初対面の方に対しても、「できるだけありのままでいる」ことが、「一期一会を大切にする」ということだとを考えています。
その初対面の方との出会いを大事にすることは、相手に嫌われないように嫌われないようにすることですか?
その人と次に会えるのはいつですかね?
明日死ぬかもしれないんですよ?
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必要な出会い 不要な出会い
おおげさですが、せっかく出会ったのに、「最初が肝心だから」と社交辞令のように振る舞うのではなく、最初だからこそありのままでいることが、初対面の相手にとっても、相手が自分を判断する(合う合わない)のにとても効率が良いことだと思います。
もちろん、捉え方や相手の立場など、基本的なところは弁えるとしてです。だって、生きていく上で、必要な出会いもあれば、不要な出会いもあるんです。
それを判断していくのは、最終的には自分なんです。
好きになれなかったり、合わなかったりする人、苦手な人と、無理に我慢して付き合っていかなくてもいい。嫌いなら嫌い、合わないなら会わない、苦手なら近づかない方が、自分の人生を有意義に過ごすコツでもあると思います。
その判断を初対面の時にできればめちゃくちゃ効率がいいと思いませんか?
一期一会とは、すべての人との出会いを最高の出会いにするというものではありません。
相手と仲良くなるために最初に自分を隠すよりも、最初からありのままの自分を出して相手と接した方が、双方にとって仲良くなれるかなれないかの判断がつきやすいものです。
だから僕は、「相手から好評価されようとせず できるだけありのままでいる」ということを、新たな出会いで大切にしているので、その場で相手とすぐに仲良くなれるか、仲良くなれないかの結果が出ますので、非常に効率的な人間関係を構築しています。
最後に
ということで今回は、職場やプライベートで、新しい出会い=初対面の相手と仲良くなるコツとして、とても効率的に「一期一会を大切する方法」を僕の経験を踏まえてお届けしました。
自分らしく生きていくためには、初対面だからこそ自分らしくしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。またお会いしましょう。
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