α7ⅢにおすすめのSDカードを探しているなら参考になります。
今回は、α7Ⅲに絶対におすすめなSDカードの規格(モデル)とブランド、そして容量を考えて選びぬいて僕が購入した「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」というUHS−Ⅱ規格のSDカードについてご紹介。
ドラマのような写真や動画を毎日たくさん撮って、通常よりも早い書き込み速度でミスや不具合のリスクを減らし、ストレスのない転送速度でパソコンにサクサク読み込んで、Lightroomで現像したい人にはもの凄くおすすめのSDカードです。
α7Ⅲの特徴である連続撮影速度や連続撮影可能枚数の最大コマ数や最大撮影枚数の能力を引き出した使い方をするためには、SDカード(メモリーカード)の性能が高くないと使えない。
だから、α7Ⅲに使うSDカード(メモリーカード)は「UHS-Ⅱ規格」である必要があります。
α7Ⅲ対応メモリーカード規格は?
SONY α7Ⅲで撮影した写真/動画のデータは、SDカード(Microカード含む)へ記録されます。
- UHS−Ⅰ対応SDカード
- UHS-Ⅱ対応SDカード
USBなどの規格や、プロ向けのCFカードなどは対応していませんので注意が必要ですので、メモリーカードであればどれでもいいということではありません。
またこれから説明しますが、SDカードだからと言っても何でも良いわけでもありません。冒頭の結論でお伝えした通り、α7Ⅲに使うSDカード(メモリーカード)はUHS-Ⅱ規格である必要があります。
対応SDカードは、UHS-ⅡではなくUHS-Ⅰにも対応しているのでどちらでもα7Ⅲで使うことはできます。しかし、UHS-Ⅰでは、せっかく購入したα7Ⅲの能力を最大限引き出すことができません。
UHS-ⅠとUHS-Ⅱの違いについて
「Ultra High Speed」の頭文字を略して、UHSと言います。
細かく言うとUHSについては、UHS-I/UHS-II/UHS-IIIの3種類があります。
- UHS-I:104MB/秒
- UHS-II:312MB/秒
- UHS-III:624MB/秒
ここでは、α7Ⅲを使う上で選択肢として浮上してくる「UHS-I/UHS-IIとの違い」についてのみご説明します。
UHS−ⅠとUHS−Ⅱの見分け方
商品の説明欄に「UHS-Ⅰ」か「UHS−Ⅱ」かは明記してあります。また、上記の写真のように本体そのものに「Ⅰ」か「Ⅱ」の表記がされているので、簡単に見分けることができます。
転送スピードの最大値が違う
端的に言うと、以下のようにUHS-IIは UHS-Iに比べて3倍ほどの速さでデータの書き込みや転送が可能になります。
- 上記の写真左はUHS-I|転送速度 95MB/秒
1枚1MBの写真を1秒間に95枚転送 - 上記の写真右はUHS-I|転送速度 300MB/秒
1枚1MBの写真を1秒間に300枚転送可能。
動画の場合でも同様に転送速度は違います。
3GBの動画データを転送する時 ー
- UHS-I|転送速度 30秒以上
- UHS-II|転送速度 約10秒
このように動画の転送速度もUHS-IIとUHS-Iは何倍も速さが違ってきます。
この転送速度の速さの違いは、明らかに写真や動画を扱う側からすれば、かなり利便性の高いことだと言えます。
α7ⅢのUHS−Ⅱ規格を使うための必須環境
・ UHS-II 対応SDカード / microSDカード
・ UHS-II 対応カードリーダー
・ USB 3.0 のコネクタをもつパソコンなどのデバイス
α7Ⅲを買い、UHS−Ⅱで快適な撮影環境(不具合等のない書き込み速度)を整えるだけでも十分ですが、写真や動画のデータを読み込んでLightroomで現像したいなら、UHS-II 対応カードリーダーとUSB 3.0 のコネクタをもつパソコンなどのデバイスは必須な環境だと言えます。
例えば以下のカードリーダーなどのことです。
UHS−Ⅱ対応カードリーダー
α7Ⅲの推奨SDカード
SONY α7Ⅲ用の推奨メモリーカードは、以下のSONY純正のSDカード「ソニー SONY SDXCカード 128GB Class10 UHS-II対応 SF-M128 」です。
これを買っておけばまず間違いありません。しかし、やはり価格的なところのお財布事情により、もう少し安価なものがあればそれに越したことはありませんので、僕は推奨のものではなく、推奨スペックと搭載した「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」を選んだわけです。
α7ⅢでUHS-Ⅰを使っていると起こりうる問題は?
α7Ⅲの性能上、UHS−Ⅱ以下のUHS−Ⅰでは、冒頭でお伝えした連続撮影速度や連続撮影可能枚数の最大コマ数や最大撮影枚数の能力を最大限に活かすことができません。
- 連写後の待機時間(データを書き込むまでにかかる時間)が発生
- 4K動画のデータが記録できていない
このような問題やリスクなどの不具合が発生することもあります。
こんなことがもし起こってしまったら、写真撮影時に大切な瞬間を逃してしまったり、動画撮影時の大切な時間を損失してしまうことになりかねません。
想像しただけでゾッとします。
もちろん、「あまり写真を連写しない」「4K動画は撮影しない」という方でα7Ⅲをお持ちの方もいると思います。しかしそれでは、そもそもα7Ⅲでなくてもよかったんじゃないかな?と心配になります。
α7ⅢのSDカードの不具合やエラーの原因
α7Ⅲを使用する際に、もしSDカードのエラーや不具合が出ていた場合は、冒頭でお伝えした通り、連続撮影速度や連続撮影可能枚数の最大コマ数や最大撮影枚数を最大限に引き出せない「UHS−Ⅰ」規格のSDカードを使用して、そのような環境で撮影している場合が考えられます。
α7Ⅲのために僕が選んだSDカード
サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II
こちらの写真が「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」のパッケージ写真です。
こちらが「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」の本体写真。
製品の概要
高性能ビデオ録画に最適のサンディスクエクストリームプロ
- 耐久性に優れたデザイン
サンディスク エクストリーム プロ UHS-II カードは、過酷な条件にも耐えうるよう設計されています。また。耐衝撃、耐X線、防水性能が備わっており7-25~85℃で動作可能です。 - プロのための設計
サンディスクの最新の技術革新力の性能、容量、信頼性は、プロ専用カメラや高解像度のビデオカメラに適しています。
規格/仕様
- メモリ規格: SDXCメモリカード
- メモリ容量: 64GB
- スピードクラス: Class10/UHSスピード
- クラス3 最大読込速度: 300MB/s
- 最大書込速度: 260MB/s
僕のα7Ⅲの使い方
4K動画の撮影も視野に
僕は写真もそうですが、α7Ⅲの最大の魅力でもある4K動画の撮影もやっていきたいので、UHS−Ⅱの書き込み速度は必須です。それ加えて、容量も重要になってきます。
4K動画撮影時の容量と撮影時間
8GB | 32GB | 64GB | 256GB | |
---|---|---|---|---|
XAVC S 4K 30p 100M | 8分 | 35分 | 1時間15分 | 5時間15分 |
XAVC S 4K 30p 60M | 10分 | 1時間 | 2時間5分 | 8時間35分 |
XAVC S 4K 24p 100M | 8分 | 35分 | 1時間15分 | 5時間15分 |
XAVC S 4K 24p 60M | 10分 | 1時間 | 2時間5分 | 8時間35分 |
XAVC S HD 120p 100M | 8分 | 35分 | 1時間15分 | 5時間15分 |
XAVC S HD 120p 60M | 10分 | 1時間 | 2時間5分 | 8時間35分 |
XAVC S HD 60p 50M | 15分 | 1時間15分 | 2時間30分 | 10時間25分 |
XAVC S HD 60p 25M | 30分 | 2時間25分 | 5時間 | 20時間10分 |
XAVC S HD 30p 50M | 15分 | 1時間15分 | 2時間30分 | 10時間25分 |
XAVC S HD 30p 16M | 50分 | 3時間50分 | 7時間45分 | 31時間25分 |
XAVC S HD 24p 50M | 15分 | 1時間15分 | 2時間30分 | 10時間25分 |
AVCHD 60i 24M(FX) | 40分 | 2時間55分 | 6時間 | 24時間15分 |
AVCHD 60i 17M(FH) | 55分 | 4時間5分 | 8時間15分 | 33時間15分 |
上記の図は、SONYのサポートページ引用しています。図を見て頂ければ分かる通り、8〜32GBでは物足りなさが拭えません。
しかし、256GB(128GB含む)までの時間を撮影することもまずない!と考えました。
選んだ理由は規格と容量
- α7Ⅲの特徴を引き出すためのUHS−Ⅱ規格のSDカード
- 4K動画の撮影に必要な最低限の容量が64GB
少し補足しておくと、UHS−Ⅱに加え「U3」や「class10」に対応しているので、そこも選んだ理由のひとつでもあります。ちなみに「U3」や「class10」も転送速度の規格になります。
要は「UHS-IIのSDカードなら高速連写、4K動画撮影が安定する」ということ。
そのような理由から「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」を僕は選んだわけです。
α7Ⅲのスロットカードは2つ
α7ⅢのSDカードスロットは2つあります。そのどちらにもUHS−Ⅱ対応のSDカードを挿せればそれに越したことはないと思いますが、それではお財布事情にもよくありません。
僕は一つに「UHS−ⅡのSDカード」、もう一つに「UHS-ⅠのSDカード」を入れています。「UHS-ⅠのSDカード」は万が一の時のためのもので、通常は使わず、メインでは「UHS−ⅡのSDカード」を使うことにしています。
以下は、UHS−ⅠのSDカードです。UHS−Ⅰはとにかく価格も安価なので、32GB〜64GBのものを買っておくと安心です。
最後に
α7Ⅲの特徴である連続撮影速度や連続撮影可能枚数の最大コマ数や最大撮影枚数の能力を引き出した使い方をするためには、SDカード(メモリーカード)の性能が高くないと使えない。
だから、α7Ⅲに使うSDカード(メモリーカード)は「UHS-Ⅱ規格」である必要があります。
そこで僕が選んだのはー
- α7Ⅲの特徴を引き出すためのUHS−Ⅱ規格のSDカード
- 4K動画の撮影に必要な最低限の容量
「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」というわけです!
ということで今回は、α7Ⅲに絶対におすすめなSDカードの規格(モデル)とブランド、そして容量を考えて選びぬいて僕が購入した「サンディスク SDXC 64GB Class10 UHS-II」というUHS−Ⅱ規格のSDカードについてご紹介しました。
ドラマのような写真や動画を毎日たくさん撮って、通常よりも早い書き込み速度でミスや不具合のリスクを減らし、ストレスのない転送速度でパソコンにサクサク読み込んで、Lightroomで現像したい人にはもの凄くおすすめのSDカードです。
α7ⅢにおすすめのSDカードを探している方の参考になれば幸いです。
α7Ⅲの作例について
ちなみに上記の写真に装着しているα7Ⅲのレンズは「SAMYANG 単焦点広角レンズ AF 24mm F2.8 FE 」。こちらも悩みに悩み抜いたレンズです。
作例などについては以下の僕のインスタグラムのフォトグラファーアカウントで投稿しているのでそちらを参考にして頂き、ついでに気軽にフォローもして下さい。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
次はこちらの記事『SONY α7Ⅲ を購入したので開封と実機のデザインをレビュー。』でα7Ⅲをレビューしていますので合わせてチェックしておきましょう!
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