どもどもぺーやんです。今回は”富士山五合目からの登山を、初心者でも簡単に成功させたストーリー#9”です。
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前回の”富士山五合目からの登山を、初心者でも簡単に成功させたストーリー#8”はこちらをクリック
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富士山頂上で、各自おみやげ買い物タイム。
しかし、標高も高いけど、ある意味……何でも高いのね(笑)。
まぁそれは仕方ないか。
お買い物タイムを終え、ちょっとだけ登頂成功の余韻を残しつつ、さぁさぁ富士山頂上から下山していく。
富士山登頂に成功したという達成感と満足感から、下山なんて楽勝楽勝ってな感じで、この絶景を見ながらの下山はそれはそれは気持ちのいいものになるだろうと思ってた
……この時までは……
本格的な下山の前に、ハマちゃんを迎えに宿泊先へ一旦戻る。
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宿泊先で休んでいたハマちゃん、だいぶ体調も良くなってた。
登頂成功とハマちゃんの体調も良好って事で、何だか心がいつも以上に満たされていた
…この時まで……
心は満たされていたが、お腹は満たされてなかったので、ある理由により……頂上では食べられなかった日清のカップラーメンを食べる事にした(笑)。
お湯をもらおうと、宿泊先のスタッフに「お湯をもらっていいですか?」と尋ねた。
すると…
スタッフ「200円になります。」
俺「…?…そういう事なんですね(笑)」
いや〜登山するのもすべて金……
「何でもかんでも金…金…金!!世の中やっぱり金やないか!」
と改めて認識した俺であった。
200円の日清のカップラーメンとお湯代200円で、400円のカップラーメンをすする俺。
そして、宿泊先で朝食にもらった牛丼……、味は正直なところ…
ドッグフードやんけ!!(笑)このバカタレ!!(笑)
しかも外道価格……
これも仕方ない事だろうけどね(笑)。
まぁとりあえず下山に備えての腹ごしらえは……OKという事で。
なんたって、下山するまでに数時間くらいかかるらしいからね……(汗)。
でも、後はひたすら下るだけ!という何だか変な安堵感にも包まれていた
…この時までは……
さぁさぁ、本格的に下山開始。
本当に雲の上からの景色は、絶景!絶景!超絶景!としか言いようがない。
登山を開始した直後のように、みんな自然と会話も弾み、笑顔になっていた
……この時までは……
7月というのにも関わらず、富士山頂付近はまだまだ気温も低いので、雪があちらこちらに積もっていた。
最初に見た時は、「あれっ?塩か?」と思っちゃったけど(笑)。
長崎県民であるので、雪を見るだけでテンションが上がった(笑)。
と、下山を楽しんでいた………
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しかしその数時間後………
下りは、砂利道が延々と続く……
しかも、その砂利がまた大きな岩から小さな岩まで様々でめっちゃ歩きにくい。
ハマちゃんとじゅんちゃんは、ダラダラ歩いてるし……
絶景な景色も、それが続けば飽きてくる……(笑)
同じ景色に、同じ道、代わり映えのない状況の中……
……ただ下ってるだけ…
登りは「登頂しよう!」というシンプルな目標があり、モチベーションが保たれてたけど……
今回の旅の富士山登頂の目的を達成して、やっぱり俺のメンタルが富士頂上で終わったみたい(笑)
でも、富士山はまだ俺を家には帰してはくれない。
目標を達成しても、次なる目標を叩きつけてくる。
下山なんて楽勝楽勝って思ってたけど、下山ってマジで……
めんどくさい…
車でブーンって行きたい…
面白くない…
早く帰りたい…
ただ…ひたすらに下らなければならない状況を楽しめない自分。
そこで考えた!
どうやったら、下山を楽しむ事ができるのか…?
体の疲れもピーク、メンタルもなくなり、満身創痍での下山の状況……
「そうだ!これは自分との戦いなんだ!」
「ここからが本当の戦いなんや‼︎自分なんかに負けへんでー‼︎」
という関西人の乗りと気持ちで何とか自分をコントロールした俺は、一心不乱に下山し始めた。
写真を撮る余裕なんてもうなかったし……(笑)。
ただ……ひたすらに下り続けた。
この“下山=下り坂”は、人生の次の“試練=登り坂”へ向けての器を鍛えるためだと自分に言い聞かせながら、ザクザクザクザクッと……
自分の両足が富士山の砂利に刺さる音だけをBGMに、一歩一歩自分の心と体を前へ前へ進めていく。
何故だか途中にちょっとだけ変な事を考える余裕を見せつつ……その試練に挑み続けた(笑)
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無我夢中で下山していたが……
一瞬集中力が切れた…
途端、左足をグキッと…………
「あぁ、痛っ!!………マジで最悪や……」
俺とした事が…足を挫いてしまった…(汗)
左足に力を入れると痛みが……
下山をするのにも大変な中、またもや試練が突きつけられた……
心の中で「俺…何やってんのよ……」というネガティブな気持ちを抱えつつ、「自分なんかに負けへんでー!」という、かすかに残っていた関西人の乗りによるポジティブな気持ちが混合し、何だか不思議な感覚で下山を続けた。
だって、人生は自分との戦いだと言うし、自分に負けるな!って事もよく聞くし、よく分かる。
でもね……ただね…ただね…ただただね……
「自分」ってめちゃくちゃ強いんだよね(笑)。
RPGのゲームや格闘ゲームで言う所の、ラスボス(自分自身)な訳よ(笑)
「自分=ラスボス」
そこに負けるな!って事だから、大変な人生になる事は間違いないよね〜。
この32年間挑んできた自分との戦いでの勝率は…
多分勝ち越ししてると思うんだけどね……(笑)
だから、今回も負ける訳にはいかないね。
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そしてそして、ようやく出発地点であった五合目が見えてきた。
だが、ほとんど自分に余裕はなかった(笑)
そしてふと顔を上げると、今から富士登山を開始したばかりの方々とすれ違っていた。
登山を開始したばかりとあって、景色を楽しみながら、みんなキャピキャピ楽しそうにワキアイアイと登っていた。
そんな光景を見ながら、その登山者の方々に対して「こいつら絶対に登山をなめとる!楽しめるのも今のうちだぞ!」と心の中で毒を吐いた直後……
……ふとあることを思い出した。
それは、自分が登山を開始した直後に、下山者の方々から感じた事だった……
以下、富士山五合目からの登山を、初心者でも成功させたストーリー#3からの抜粋
顔が……お顔が…半数以上の下山者の顔が”顔面蒼白”の状態なのだ。
疲れきっているというか…満身創痍というか…何というか…ヤバそうな感じで、笑顔なんて振りまく余裕なんて微塵も感じられない(笑)。
「マジで…これは相当辛いんだな…」と心の中で何度も大きなため息をつきながら、ほんの数%だけ「来なきゃよかった(汗)」と思った。
それだけ下山していた登山者の皆様のお顔は、登山の大変さを物語っていたし…
「おめぇたち、軽い気持ちで富士山登んじゃねぇぞ!」
……と、すれ違う度に言われている気にさせられた(笑)。
……って、完全に俺もほぼ同じ状態になってるやん(笑)!
と自分にすごく人間味を感じて、なんだか自分の状態や状況が面白かった。
そうして、ようやく五合目に到着した。
すぐに汗とかで汚れた衣類を脱いで着替えた。
公然の門前でね(笑)。
そして、待つこと数十分。
アリちゃんが帰ってきた。
とりあえず、アリちゃんとアイスを食べて、じゅんちゃんとハマちゃんの無事な帰りを待った。
そして、その約1時間後に、じゅんちゃんとハマちゃんが帰ってきた。
とりあえず、メンバー全員無事に富士山登頂〜下山する事できた。
富士山五合目からの登山を、初心者でも成功させたストーリー#10「完」へ続く。
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