どもどもぺーやんです。今回は”富士山五合目からの登山を、初心者でも簡単に成功させたストーリー#8”です。
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前回の”富士山五合目からの登山を、初心者でも簡単に成功させたストーリー#7”はこちらをクリック
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富士山の頂上でご来光を拝む事はできなかったが、富士山でのご来光をとりあえず拝む事ができた。
さぁ、富士山の頂上まではもう少しだ。
登山開始直後に比べて、頂上付近に近づくにつれ、どんどんハードになっていく登山コース。
急な岩場などもあって、バランスを崩したり、一歩間違えれば、コロコロと後方に転げ落ちる可能性もある。
ビビリの俺は、自然と体の重心が前のめりになり、両手両足を使いながら、赤ちゃんのハイハイの格好で登る(笑)。
腰が引けて、不格好なのは承知の上だ(笑)。
死ぬよりマシ(笑)。
逆に、二足歩行で登っていく人たちの気が知れないわ(笑)。
ていうか、俺に度胸がないだけか……(汗)。
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後方を振り返り、じゅんちゃんとアリちゃんの安全と位置を確認しながらも、メンバーの中だけの勝負として、登頂達成1番乗りは譲れないでしょ(笑)
富士山頂上が見えてきたー!
ラストスパートで一気に駆け上がる。
そして遂に、富士山登頂達成。
しかし……やはり、感極まる事はなかった。
至って”普通”の登頂達成の瞬間だった(笑)。
さっきのご来光で、すでに感動のピークは過ぎているんで、当然の感情だろうけどね。
無事にじゅんちゃんもアリちゃんも登頂達成。
そして、登頂達成後の楽しみと言えば……
富士山の頂上で食べる日清のカップヌードルではないだろうか。
富士登山計画の段階で、じゅんちゃんが「絶対、頂上でラーメン食べたい!」と言い張って聞かなかった。
なので、事前にちゃんと日清のカップヌードルを購入し、お湯を沸かす道具もちゃんと持ってきている。
もちろん、重い荷物をさらに重くするんで、男である俺のリュックに半ば強制的に詰め込まれている(笑)。
じゅんちゃんは手慣れた様子で、お湯を沸かす段取りをしていく。
周辺の石を積み上げ、風よけを設置し、貴重な貴重な大変貴重なペットボトルの水を、湯沸し器に注ぎ込む。
富士山では500mlのペットボトルの水1本500円もするんで、自分たちの飲料用とは別にペットボトルの水をカップヌードル用に持参。
もちろん、その分荷物はめっちゃ重いわけだ。
でも、富士山頂で頂く日清のカップヌードルの至福の美味しさを考えれば、そのくらいは我慢我慢!
早く美味しい美味しい日清のカップヌードルを、冷たくなった体にぶち込みたい!
と、ウキウキルンルンとお湯が沸くのを今か今かと待っていたら……
ガシャガシャガシャーン……
じゅんちゃんが…………
じゅんちゃんが……………
…………貴重な貴重な水をこぼした(汗)!
「なっ?!何してんねん!このアホんだらー!」という声が、アリちゃんの心の中から聞こえたような聞こえてないような(笑)。
俺とアリちゃんは、放心状態………
でもでもでもでも、水は最悪買えばいいもんね!500円だけど買えばいいもんね!という事で、不穏な空気は緩和したかに見えた……
……が、
湯沸し器に火がつかない………
肝心な火がつかない………
ライターの火はつくけど
湯沸し器に火がつかない………
肝心な火がつかない………
そして、数分後……
俺らの”日清のカップラーメンを富士山の頂上で食べたい!”という、心の火も消えた(笑)。
諦めた……(汗)。
諦めるしかなかった……(汗)。
しかし、何故か悪びれた様子を一切しないじゅんちゃん……
そんな様子を見て、俺もアリちゃんも、心の中でじゅんちゃんを恨んだのは言うまでもない(笑)。
でもでも、日清のカップラーメンの事を引きずってばかりはいられない。
各自、富士山の頂上から見る景色に酔いしれる。
太陽は、すっかり上の方まで登り、この地球を照らしていた。
てか、マジで日差しがハンパねぇ……(汗)。
富士山五合目からの登山を、初心者でも成功させたストーリー#9へ続く。
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